【第2回】「お腹が空かない」が“当たり前”になるまで。増量(5mg)と現場仕事を乗り切った2週間

「年明けに2回目の注射。最初の一週間はドキドキでしたけど、 “食べたくない/食べられない”から“お腹が空かない” に変わって、気持ちがすごく楽になったんです」(永見さん)

 

初回導入(マンジャロ®2.5mg)を終えて迎えた2週目。永見さんの体には、静かな“基準の入れ替え”が起きていました。500kcalを上限に、野菜とたんぱく質を優先。甘い飲み物とお菓子は間食ストップ。この3つの柱が、GLP-1の「食べ過ぎ抑制」作用と噛み合い、 「買わなくても平気」 という新しい日常を作り始めます。

 

 

2週目:ムカムカの“波”を越えて、体が覚えた「少量で十分」

年末年始のごちそうの並ぶ食卓でも、永見さんは “選んで食べる”に徹しました。1週間で-2.4kgのスタート。とはいえ、2回目の注射後は軽いムカムカが出る日も(とくに昼頃から )。ここで効いたのが、初診アドバイスの “少量ゆっくり”と“水分2〜3L” です。

「水を多めにして、温かい汁物を先に。入る範囲だけ食べる。 “足りない”じゃなくて“十分” って思えるのが、自分でも不思議でした」

移動の多い日も、野菜ジュース+ゆで卵+サラダの“3点セット”で凌ぐ工夫が定着。甘いカフェオレやスイーツに手が伸びない——それだけで一日の摂取カロリーが自然に下がるのを実感します。

 

3本目から5mgに増量。それでも「無理していない」

1月上旬、3本目から5mgに増量。注射の痛みはちくっとする程度。翌日に胸やけっぽい違和感が出た日もありましたが、 “惰性で食べない” が身についた今は、症状が長引きません。

「“今は入らない”を許せるようになったのが大きい。前なら“食べなきゃ”で崩れてたかも」

この時期の象徴的な出来事が1/7の現場(コンサート司会)。いつもならお寿司や海鮮丼に行くところを、ファミレスのサラダで済ませられたことが大きな自信に。「体重は停滞気味だけど、選べる自分がいる」。停滞は、習慣の地固めが進んでいるサインでもあります。

 

 

体が教えてくれた“効いているサイン”

  • ⚫︎顔のむくみが抜ける
    「朝、鏡でまぶたが軽い。これ、久々でした」
  • ⚫︎味の好みが変わる
    「濃い味が濃く感じる。薄味で十分満足」
    ⚫︎“食べなくても平気”の時間が伸びる
    「空腹サインが来てから食べる、が自然に」

年明け早々には50kg台へ再突入。ウエストは85cm→78cm。数字は淡々と、でも確実に変わり始めます。

 

「しんどい日」も、記録に残すと“攻略法”になる

1/9は胸やけが強めで、朝は野菜ジュースのみ。夕方に差し入れの肉まんを一つ食べたらお腹が苦しくなり、「“入らない”のに食べると苦しい」という身体の声を再確認。以後は、固形より汁物→ゆっくりを徹底します。
1/12は司会3時間立ちっぱなし。体重は前日と同じで、減り方が緩やかに。「焦らない」「水分」のメモだけを残し、翌日へ。

「“ダイエットの成功=毎日減り続ける”だと思ってたんです。違いますね。 “崩れないで過ごせた日が成功” だって、やっとわかってきた」

 

4週目:“運動ゼロ”から“10分だけ動く”へ

1/15、4本目(5mg)。ここで永見さんが始めたのが、 “屋内で10分だけ” の軽い運動。スクワット、かかと落とし、ストレッチ—完璧を目指さないから続く。体はさらに軽く感じられ、 ウエストは76cm(-9cm) に。

「外は寒いけど、10分ならいける。数字より、“私、動ける”の感覚が嬉しい」

この直後、生理前で一時的に体重が+0.4kg。想定内の揺らぎとして、体の変化を“敵”にしない。実際に生理開始後に戻ることで、“増減の理由”が見えるようになります。

 

「忙しい」「外食が多い」「朝が早い」ー司会業ならではの壁をどう越えたか

  • ⚫︎朝が早い日は:固形物にこだわらず、野菜ジュースやゆで卵をゆっくり(500kcal以内の上限は守る)
  • ⚫︎現場が長い日は:水かお茶をこまめに、スープ類を味方に。“今は入らない”を優先
  • ⚫︎移動の合間:甘い飲料を買わない。コンビニならサラダ+たまごの基本に立ち返る
  • ⚫︎外食:メニューの熱量表記を見る。一皿で500kcalを超えるならシェアか主食量を減らす

「“これしか食べられない”じゃなくて、“これで十分”。言い方ひとつで、気持ちがぜんぜん違います」

 

5週目入口:57kg台へ。そして5本目の注射(5mg)

1/19には57kg台に。体調は仕事の詰まり具合に正直にリンクします。休息の計画も“治療”の一部。
1/22の時点でウエスト74cm(-11cm)。5本目も5mgで継続する判断に。食事は野菜・たんぱく→主食の順、水分は1日2〜3Lの“型”でブレません。

「“無理してないのに減っていく”。この言葉の重みを、身をもって知りました」

 

ここまでの“学び直し”3つ 院長のアドバイスを私流に言い換えると

  1. 1、「500kcalのものさし」を常に持つ
    迷ったら表記を見る/半分残す。 “上限を超えない” だけで勝率が上がる。
  2. 2、“空腹が来てから食べる”
    惰性で口に運ばない。“今は入らない”を尊重するとムカムカが出にくい。
  3. 3、甘い飲み物は買わない
    お茶か水。ジュースは中止。これだけで1日が軽くなる。
  4. 数字だけじゃない “普通の暮らしが軽くなる”という効果

  5. ⚫︎階段の初動が早い
    「上がるのがラク。これは本当に日常の幸福」
  6. ⚫︎衣服の変化
    スカートのウエストに余裕。鏡に映る輪郭が変わる実感。
  7. ⚫︎“食”との距離
    「食べ物に振り回されない。これがいちばん快適」
  8. 5〜6週目に向けた課題と対策

    • 胸やけの日のメニュー:汁物+たまご+白身魚or豆腐で“引き算”。噛む回数を増やす
    • 便通が滞る兆し:水分2〜3L+温かい飲み物、必要に応じて下剤(医師の指導範囲内で)
    • 現場前のルーティン:カロリー確認→上限500kcal→“今は入るか”を自問→半分残す選択肢を持つ

    「“できる範囲で十分”。完璧主義をやめたら、継続の景色が見えました」

まとめ:第2回の要点

  • ⚫︎5mg増量後も“無理していない”。少量で十分が身体に定着
  • ⚫︎停滞=悪じゃない。選び方が固まる時期と捉える
  • ⚫︎現場(長時間立ち)でも崩れない。“水分・汁物・500kcal”の型が効く
  • ⚫︎ウエスト85→74cm、体重は57kg台へ。数字は淡々、でも生活は劇的に軽く

「前の私に言いたい。“食べなくても大丈夫な日”は、ちゃんと来る。そして、その日常はとても自由です」(永見さん)

 

次回予告(第3回)

ちょうど1か月。-6kg超の手応えと、味覚・行動の変化。そして中間診察(1/29)でわかった、血圧の明確な改善。“数字の停滞”の次に来る伸びを、データと実感でお届けします。

(ご留意事項・再掲)

本記事は、甘木第一クリニックの自費診療として行ったメディカルダイエット(GLP-1/GIP製剤の肥満治療目的での使用は国内未承認の薬を含む)に基づく個人の体験記です。効果・感じ方には個人差があり、絶対の効果は保証されません。使用前には医師の診察・検査が必要です。体調不良時・全く食事が摂れない状況では使用しないでください。使用済み針は医療廃棄物として当院で回収します。料金や取り扱いの詳細は、当院のご案内をご確認ください。

 

甘木第一クリニック|メディカルダイエット(抜粋・再掲)

  • 保険外診療(自費)。マンジャロ®/リベルサス®は2型糖尿病で承認、肥満治療目的は国内未承認。肥満治療ではウゴービ®注/ゼップバウンド®注の承認薬あり。
  • 料金例:マンジャロ®2.5mg 1か月20,680円/5mg 1か月33,000円、初診3,300円、再診1,650円、採血・採尿8,360円。
  • 副作用:注射部位の反応、吐き気・便秘ほか。体調不良時や全く食べられない時は使用しない。
  • 所在地:福岡県朝倉市頓田596-3 0946-24-5151
    ※効果には個人差があり、絶対の効果は保証されません。詳細は院内でご説明します。

 

 

 

 

 

 

 

[メディカルダイエット体験レポート 40代女性の場合] (2025.12.24)