
救急FIRST AID
心筋梗塞や虫垂炎、脳出血などを代表とする緊急トラブルにも、迅速に対応することを心がけています。救急時、特にCT検査がないと診断に至れないこともありますが、当院ではCT完備の強みを生かして、患者さんの診療に還元しています。
また、緊急時の判断は相当に重大でもあります。院長は救急科専門医でもありますので、このような問題にもしっかり取り組んでいます。
- クモ膜下出血
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クモ膜下出血の1例です。超緊急事態です。意識レベルの変化や胸部症状などまで、初発症状は多岐にわたります。
☆状に白いところがクモ膜下腔の出血です - 脳挫傷
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高齢の方が転倒して頭部打撲した後に発症した脳挫傷の1例です。
- 慢性硬膜下血腫
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いつもとなんとなく様子がおかしい との御家族の指摘で、診断された、高齢者の慢性硬膜下血種の症例です。
緊急頭部CTで確定診断されました。 →は出血、⇒は脳が圧排されている所見です。 MRI画像です。
左のT2強調画像から、水の信号を引き算したのが右T2 FLAIRです。 →が出血部位です。 - 気胸
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肺に穴があく、気胸 といわれる状態です。緊急に胸から空気を抜く必要があります。
- 急性虫垂炎
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腹痛と血尿を訴えて受診。
虫垂が破れて、周囲に うみ をためています。炎症の波及で、膀胱へ波及→血尿が出ていました。急性虫垂炎 腫大した 虫垂 が造影されています。別症例です。
- 尿管結石
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激しい背部痛や腹痛を主訴として受診された症例です。エコーでも見逃されやすく、確定診断にはCTが有用です。
右尿管が軽度拡張し、周囲に炎症を思わせる脂肪織混濁を認めます。 白い粒が右尿管内の結石です。