【第1回】「また途中で挫折するかも」を越えて。—永見さん(40代・司会業)がGLP-1メディカルダイエットを始めた“最初の1週間
「今日から企画がスタートします。大変緊張してます」(初回収録・永見さん)
甘木第一クリニックのメディカルダイエット密着は、2024年12月25日に始まりました。登場するのは、40代・司会業の永見さん。これまで数々の自己流ダイエットに挑戦し、「失敗が多かったですね」と率直に語ります。年齢とともに落としづらくなる体重、不規則になりがちな現場仕事の食生活、そして情報が多すぎて何が正解かわからない——。だからこそ今回は、医師の診察と検査にもとづく“医療のダイエット”を選んだのだといいます。
はじめの一歩:「医療のダイエット」を選んだ理由
「ダイエットって続かないし成果が出ないことが多かった。今回はちゃんとお医者さんに話を聞いてできるのが楽しみです。10kgくらい落としたい」
診察室では、まず身長・体重・血圧を測定。主治医の川﨑誠一 院長が、永見さんの仕事や食事のタイミング、これまでのダイエット歴を丁寧にヒアリングしていきます。永見さんの身長は153cm。標準体重は 約52kg(BMI計算) で、 これまでに運動習慣が全くなかった永見さんには、摂取エネルギーは1日1,000〜1,300kcal(体重1kgあたり20〜25kcal) が目安だと説明がありました。ここから逆算して、1食あたりは500kcalを超えないイメージをしっかり持つ。間食(お菓子・ジュース)は中止、野菜とたんぱく質を最優先——この“核”が、以後の3か月を支えます。
「外食やコンビニでもカロリー表示を見て500kcal以内に。最初は食事の総量をグッと落とすイメージです」(院長)
GLP-1メディカルダイエットとは
GLP-1/GIPの注射薬を使い、中枢神経系に働きかけて食欲を抑え、胃の排出をゆるやかにすることで自然に“食べすぎ”を抑えるアプローチ。薬理学的には、食事が小腸に入った刺激による膵臓からのインスリン放出とグルカゴン放出の抑制などを代表とする全身作用で、痩せやすくなるとの事です。
週1回の自己注射で、1か月で5〜10kg落ちる人もいる(※個人差)。ただし急激に痩せすぎないことも大切で、3〜6か月以上かけて理想体重の5%減をめざすのが基本です。
注意点として、吐き気・便秘などの消化器症状が、特に初期に出やすい(“いつも通りの量を食べると、迅速に効果が出る薬効と現在の過食とのギャップに身体が適応出来ず、相対的に食べ過ぎ”になって起こりやすい)。導入初期はとにかく食事総量をしっかり少なくする事、アルコールや油ものなどの消化が悪いメニューを避けること。また、水分を十分に、必要なら下剤を上手に使うなど対処法も併せて指導がありました。稀に、甲状腺疾患やその他の内分泌疾患、胆道疾患・膵炎などの報告があるため、初診時は必ず血液・尿検査で安全性を確認。甘木第一クリニックでは、保険外診療(自費)として取り扱い、自己注射のレクチャーも看護師が丁寧に行います。
「メディカルダイエットは“手段”。体重の数字に一喜一憂しすぎず、食事と間食中止の習慣化を狙います」(院長メッセージ要約)
初回プランと費用の目安
初回はマンジャロ® 2.5mgで導入、週1回の自己注射からスタート。料金は以下が目安です(いずれも税込・一部抜粋)。
- マンジャロ®(注射)
5mg:2本(2週間)10,340円/4本(1か月)20,680円
5mg:2本(2週間)16,500円/4本(1か月)33,000円 - 初診料:3,300円 再診料:1,650円
- 採血・採尿:8,360円(初回・必要時)
※2型糖尿病で承認されている薬剤を、当院では肥満治療目的(国内未承認)で自費診療として使用します。国内には肥満治療でウゴービ®注/ゼップバウンド®注の承認薬もあります。副作用・リスクや保管・廃棄(針の回収)の取り扱いも初診で必ずご説明します。
※効果には個人差があり、絶対の効果は保証されません。
自己注射のレクチャーと安心
初診当日は血液検査・尿検査・同意書を済ませ、看護師の自己注射レクチャーへ。実際の器具の操作、針の安全な取り扱い, 保管方法(未使用は冷蔵庫で凍結させない)、使用済み針の回収方法(当院持参または当院宛て郵送)まで、不安をつぶす導線が用意されています。
「話しやすくて何でも聞けた。わからないことを優しく丁寧に教えてもらえて安心でした」(永見さん)
1本目:体は“静かに”方向転換する
初日(12/25)
「寝る時ちょっとムカムカ。げっぷすると水が上がってくる。あまり眠れず」
自己注射は腹部の皮下へ。痛みはわずか。ただし、“いつもの量”を入れると相対的に食べ過ぎになり、ムカムカが出やすい初期。ここで“少量ゆっくり”へ切り替えます。
2〜3日目
「朝から食欲ない。お通じあり。頭がずっと痛いので鎮痛剤」
「体重変化なし。昨夜よりは眠れた」
水分を増やす、ゆっくり食べるなど基本の対処で数日をやり過ごす作戦。焦らないことが結果的に近道です。
4日目ごろ(12/28)
「0.5kg落ちてた! しっかり眠れたからか頭痛がない。
“食べたくない/食べられない”から“お腹が空かない”へ。食べ物を見て“美味しそう”と思える。でも無理に食べようとはならない」
ここで食欲の静かな変化が訪れます。“惰性の一口”が減る——GLP-1の“効き方”を永見さんなりに言語化した瞬間です。
5〜6日目
「-0.8kg。ムカムカは少なめ。お通じが来ないのが気になる」
「-0.5kg。朝は少し空腹感。水を多めにしたらお通じあり」
水分が“要”。お通じと体重の揺れをノートのように観察しておくと、あとで自分の“攻略法”になります。
7日目(年末)
「着々と体重が落ちている。お寿司やオードブルが並んだけど、食べるものを選んで制限できた」
“我慢大会”ではなく、選んで食べる。野菜→たんぱく質→主食の順でお皿を組み立てると、500kcalのものさしが守りやすくなります。
週明け(1/1)
「この1週間で-2.4kg。2回目の注射。痛みはなし。
またムカムカが来るか不安だけど、1週目の経験があるから対処できそう」
数字はご褒美。でも、本当に大切なのは“体の声の聞き方を覚えたこと”。これが2週目以降の安定に直結します。
「仕事の日、どう食べる?」に答える初診アドバイス
- ⚫︎間食(お菓子・ジュース)は中止。飲むなら水かお茶
- ⚫︎1食500kcal以内を上限に、野菜とたんぱく質を最優先
- ⚫︎食べられない日は無理しない(入る範囲で“必要分だけ”)
- ⚫︎水分はしっかり(若年で、かつ心臓病や腎臓病がなければ1日2〜3L目安)
- ⚫︎外食・コンビニは常にカロリー表記を見て選ぶ
- ⚫︎“少量ゆっくり”に慣れるまで、スープ・温かい飲み物で体を落ち着ける
「買わなくても平気。移動中に甘い飲み物やお菓子に手が伸びない。それだけで一日が違いました」(永見さん・のちのコメント)
「無理している感がない」—それは“量が合ってきた”サイン
イントロダクションの1週間で、永見さんが繰り返し口にしたのは“無理している感じがない”という言葉でした。食べる量のイメージが体感としてつかめると、吐き気が出やすい初期も乗り切りやすい——院長は最終回の振り返りでも、導入時に量を落とせたことを成功要因に挙げています。
「メディカルダイエットは魔法じゃない。でも“暮らしの型食習慣と食事総量の制限”を作る習慣化する強いきっかけにはなる。痩せたら終わりではなく、痩せた体で暮らす習慣を作るためのひとつの手段なんです」(院長)
まとめ:第1回の学び
- ⚫︎医療の土台(診察・検査・指導)があるから、不安なく“最初の壁”を越えられる
- ⚫︎1食500kcal・間食中止・野菜+たんぱく質優先という3本柱が、体重より先に“食べ方”を変える
- ⚫︎導入初期に、意識的に食事総量をしっかり落として、水分を多めに摂取、お通じを管理する事が、ムカムカ対策にも体重の安定にも効く
- ⚫︎最初の1週間で-2.4kg。でも数字より大事なのは、「お腹が空かない」という静かな変化を味方にできたこと
⚫︎「“また挫折するかも”と思いながら始めたのに、“買わなくても平気”の私がいた。ちょっと希望が持てました」(永見さん)
次回予告(第2回)
3本目から5mgに増量した2週目以降、“胸やけ”の日の切り抜け方や、現場(婚礼・コンサート)での食事の工夫、そして体重・ウエストの変化をまとめてお届けします。「数字の停滞」との向き合い方も、実体験で語ります。
甘木第一クリニック|メディカルダイエット(抜粋・再掲)
- 保険外診療(自費)。マンジャロ®/リベルサス®は2型糖尿病で承認、肥満治療目的は国内未承認。肥満治療ではウゴービ®注/ゼップバウンド®注の承認薬あり。
- 料金例:マンジャロ®2.5mg 1か月20,680円/5mg 1か月33,000円、初診3,300円、再診1,650円、採血・採尿8,360円。
- 副作用:注射部位の反応、吐き気・便秘ほか。体調不良時や全く食べられない時は使用しない。
- 所在地:福岡県朝倉市頓田596-3 0946-24-5151
※効果には個人差があり、絶対の効果は保証されません。詳細は院内でご説明します。




