【第5回・最終回】 “終わり方”がいちばん大事

「“頑張った”というより、いちばん大きいのは“振り回されなくなった”こと。食べ物にも、体重計にも。自分の意思で“食べる/やめる”を選べるようになった——そんな実感があります」(永見さん)

 

2024年12月25日に始まった甘木第一クリニックのメディカルダイエット。3月19日の最終診察で、体重は65.2kgから51.5kgへ(−13.7kg)、ウエストは85cmから67cmへ(−18cm)と、目標を達成しました。
この3か月で私が手に入れたのは、数字だけではありません。「どう食べるか」の型、仕事の日でも崩れない工夫、そして戻れなくなる前に戻す「微調整の勘」──これらすべてが、“終わり方”と“続け方”の土台になりました。

 

最終診察:数字と会話で確かめた「到達点」

  • 体重: 65.2kg → 51.5kg(−13.7kg)
  • ウエスト: 85cm → 67cm(−18cm) ※3/6に67cmを確認
  • 血圧: 初診時は緊張もあって上200/下100前後でしたが、最近は上107~108/下67(自宅計測)に落ち着きました。
  • 体感: 階段の上りが軽くなり、朝のむくみが減少。服のフィット感にも変化があり、喪服(サイズ9号)が余裕で着られたり、ドレスがすっと入ったりするようになりました。

川﨑院長: 「食事の総量のイメージが体に染みましたね。甘いものは“間食”に入れず、体重が増えそうならまず量を調整。どうしても食欲のブレーキが利かないときは、少量から治療を再開する選択肢もあります」

“ゴール”は、数字の達成ではなく「維持できる暮らし」に入ること。ここからが本番です。

 

3ヶ月間の振り返り

  • 2/25〜年末:導入と“静かな満腹感”
    初回注射の夜は胸やけ・軽いむかつきがありましたが、2日後には消失しました。「食べたくない」→「お腹が空かない」感覚に切り替わり、年末年始も食事メニューの工夫で乗り切り、初週で−2.4kg。
     
  • 1月:停滞の始まりと“崩さない工夫”
    司会業の婚礼で長時間立ちっぱなし、移動多めの生活。
     

    • 食事は1食500kcalを上限に(外食は栄養表示をチェック)。
    • 野菜ジュース+ゆで卵+サラダを“移動日の3点セット”に。
    • 水・お茶を2〜3L/日で「飲むタスク化」。
      1月15日から「屋内で10分だけ動く」習慣を導入し、1月22日にウエスト74cm、1月29日に72cmに到達。
      1/29の中間診察で体重57.2kg(開始から−8.0kg)となり、血圧改善も確認できました。
  • 2月:体力のリカバリーと「量の適正化」
    2月2日に貧血で倒れたことを受けて、以下を実践。

    • 40分の軽いウォーキング(無理のない日だけ)。
    • スクワット&かかと落とし各20回。
    • 1日2〜3食にし、1食300〜400kcalを摂ることに気づきました。
      2月12日には54.4kg(開始から約−11kg)を達成。2月22-23日の結婚式では少し立ちくらみがあり、降圧薬の服用を“夜のみ”に変更。以後、現場でのふらつきは軽減しました。
  • 3月:微増減の波と最終の整え


    • 3月6日:11本目の注射、ウエスト67cmを確認。
    • 3月12日:12本目(最終)の注射。3月15日に51kg台へ。
    • 51.5kg→52kg台→51kg台と小さな波は続くなか、永見さんは「“最後の晩餐”はタラと白菜、豆腐、しいたけの鍋。温かくて体が落ち着く」と振り返ります。
    • 上記の“整えるごはん”を経て、3月19日の最終診察で51.5kgに到達しました。 

 

「私の勝ち筋」を言語化する

  • 食べる順番: 汁物→たんぱく質→炭水化物。胸やけしやすい日は「入る分だけ」で十分です。
  • 量の基準: 1食500kcalを2〜3回に分けるイメージをキープ。
  • 間食: 甘い飲み物は禁止。スイーツは“間食”にせず食事としてカウント。
  • 現場の日: 野菜ジュース+ゆで卵+サラダで“土台”を先に確保。
  • 水分: 1日2〜3Lの水・お茶摂取。便通と立ちくらみ対策に必須です。
  • 運動: 10分でいいから動く。可能な日はウォーキング40分を。
  • 体調メモ: 生理・便通・仕事量を記録し、数字の揺れの理由づけに使います。
  • 服薬: 体調やスケジュールに合わせて最適な飲み方を主治医と相談する(永見さんはオンライン診療も活用)。

大切なのは“頑張る”より“戻れる”こと。 体重が上がりかけても、量の基準や朝の“整えるごはん”、十分な水分摂取にすぐ戻れる術を知っていると、焦りが減って崩れにくくなります。

 

よく聞かれた3つの質問

  • Q1. 空腹感はどう変わる?「“急にお腹が空いて我慢できない”ということが激減しました。空腹が来ても“入る分だけ”で満足しやすいです。味覚も敏感になり、濃い味をより濃く感じるので、自然に薄味になります」(永見さん)

     

  • Q2. 現場(長時間立ち仕事)でのコツは?「前後の食事は薄味&たんぱく質中心に。水分は意識的に先取りします。食べられない時間が続きそうなときは、前もって“3点セット”を確保しておくと安心です」(永見さん)

     

  • Q3. 体重が動かない時のメンタルは?「“崩さない日”を○で数えます。体重計より、鏡の輪郭や朝のまぶた、ウエストのメジャー目盛りを見るようにします。内側は静かに変わっているので大丈夫と思えるようになりました」(永見さん)

 

院長の最終アドバイス:維持の方程式

  • ① 食事の総量イメージを持ち続ける(1食500kcal×2〜3回)。
  • ② 甘いものは“間食”にしない。
  • ③ 体重が増え始めたら、薄味・汁物スタートで量を先に戻す。
  • ④ 生理・便通・仕事負荷による一時的な体重変動は“想定内”と考える。
  • ⑤ どうしても制御できないときは、少量からメディカルダイエット治療を再開する選択肢を。
  • ⑥ 貧血・めまい・強い胸やけなどが出た時は自己判断せず受診すること。 

    料金・受信の流れ(当院のご案内)

  • 初診料: 3,300円 再診料: 1,650円 
  • 採血・採尿検査(初回・必要時): 8,360円 
  • GLP-1/GIP製剤(マンジャロ®注) 
    • 2.5mg(2本・2週間分):10,340円
    • 2.5mg(4本・1か月分):20,680円
    • 5mg(2本・2週間分):16,500円
    • 5mg(4本・1か月分):33,000円
  • 経口GLP-1(リベルサス®) 
    • 3mg:14,300円 7mg:19,800円 14mg:28,600円
  • 受診のポイント: 初回は必ず対面で診察し、適応可否を判断します。採血・採尿で肝腎機能や二次性肥満の有無をチェック。体調不良時・全く食事が摂れない時は使用を控えてください。使用済み針は当院で回収します。 
  • 注意: 治療効果には個人差があり、絶対の効果は保証されません。価格は全て税込です。 

未承認医薬品等の表記(重要)

  • 未承認用途について: マンジャロ®およびリベルサス®は国内で「2型糖尿病」の治療薬として承認されていますが、肥満治療目的での使用は国内承認外です。
  • 入手経路: 国内正規の医薬品卸業者から入手した国内承認薬を使用しています。
  • 国内で肥満治療に承認されている薬剤: GLP-1製剤のウゴービ®や、GIP/GLP-1製剤のゼップバウンド®注が肥満治療に承認されています(適応条件あり)。
  • 医薬品副作用被害救済制度: 未承認目的の使用は救済制度の対象外です。
  • 想定される副作用: 注射部位の内出血・発赤・腫れ・かゆみ、倦怠感、頭痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、消化不良、めまい、疲労感など。強い症状が出た場合は治療を中止し、受診してください。
  • 禁忌・注意: 胆道疾患や膵炎などの既往歴がある方は必ず申し出てください。低血糖リスクにも留意します。

 

“これからの私”に向けて

「50代の私に、ちゃんとバトンを渡したい。だから、体重が増える前に“量”を戻す—それを続けます。食べ物に振り回されないって、こんなに心が自由なんだって、この3か月でわかりました」(永見さん)

12月25日のスタートから3月19日までに−13.7kg、ウエスト−18cmの減量を達成しました。しかし一番大きな収穫は、数字ではなく「自分の意思で『食べる/やめる』を選べるようになった」ことでした。川﨑院長から教わった「量のイメージを持ち続ける」という言葉は、これからの私の合言葉です。1食およそ500kcalという“ものさし”を日常に置き、甘いものを“間食”にしない。体重が少し増え始めたら、「食べる量も増えていないか」にすぐ気づく。そこに気づければすぐ量を戻し、鍋料理や汁物から食べる食事に切り替えられます。
仮にどうしても食欲のブレーキが利かなくなったら、少量からメディカルダイエットを再開する選択肢があることも、今回の経験で明確になりました。「一度つまずいても、戻れる道がある」——それが私のいちばんの安心です。

この5回を振り返ってわかったのは、魔法ではなく「設計」だということです。“やせ方”だけでなく“終わり方(維持の型)”まで設計できたから、私は±2kgの範囲で暮らしをコントロールできる自信が持てました。鏡の輪郭、朝のむくみ、ウエストのメジャー、仕事日の体調メモ(生理/便通/水分)。数字が動かない日も、「崩さない日」を積み重ねました。その積み重ねが、私をここに連れてきてくれました。後に—— 「量のイメージを持ち続ける」「甘いものは間食にしない」「増えはじめに気づいて量を戻す」。この院長の言葉を自分の日常の合図に受け取り、私は食べ物にも体重計にも振り回されない暮らしを選び続けます。もし迷ったらまた相談できる場所があると思えるから、怖くありません。

これで連載はおしまいです。読んでくださったあなたが、最初の一歩を踏み出す日の背中をそっと押せていたら幸いです。そして甘木第一クリニックで、あなた自身の“量のイメージ”を一緒に見つけられますように。

まずは、お気軽にご相談ください。

クリニック情報: 医療法人 甘木第一クリニック
〒838-0064 福岡県朝倉市頓田596-3
TEL:0946-24-5151 FAX:0946-24-1834
診療時間:8:30〜/14:30〜
休診:日曜・祝日・水曜午後・土曜午後
院長:川﨑誠一


さいごに
この5回の連載は、40代女性・司会業の永見さんの実体験をもとに構成しました。“数字の波はあっても、それでも戻れる”という実感が、誰かの背中をそっと押せますように。甘木第一クリニックのメディカルダイエットが、あなたの“最初の一歩”になりますように。

[メディカルダイエット体験レポート 40代女性の場合] (2026.04.23)