【第4回】減ってるのに、なんだかしんどい。 停滞期と“体力のサイン”に気づいた2月

「体重は落ちてる。でも、体が追いついてない感じがする——」
メディカルダイエットの“後半戦”に入った永見さんが、2月に入って最初に口にしたのは、そんな言葉でした。

これまでの流れをざっくり言うと、永見さんは「マンジャロ(注射)」をベースに、

・外食のときは「一食500kcal目安」
・迷ったら「野菜ジュース+ゆで卵+サラダ」
・毎日500mlのビールは継続(でも食事の総量は増やさない)

この“型”を作って、順調に落としてきました。

そして 迎えた2月。
ここからは、体重の数字だけでは語れない“体のサイン”が顔を出してきます。

「外食=暴走」にならなくなったのは、数字の目安があったから

外食の日は、まずメニューのカロリー表示を見て「一食あたり500kcal前後」を目安に“量”を決める。
ここは第3回で触れた院長の指導の、いちばん実用的な部分だと思います。
永見さんも「数字が見えると、変に気合いを入れなくてもブレーキがかかるんですよね」と話していました。

たとえば…

・定食はご飯を半分にする
・パスタはシェアする
・揚げ物は“全部食べない前提”で注文する

こういう小さな選択が積み上がると、「外食した=終わり」じゃなくなっていく。

永見さんも、「前なら『もう今日はいいや!』ってなってたのに、最近は“食べる量の着地”が想像できる」と言っていました。

迷ったら「野菜+たんぱく質」の固定セットで土台を作る

迷ったら、コンビニでは「野菜+たんぱく質」を先に確保。
テ“野菜ジュース・ゆで卵・サラダ”を、永見さんは自分の中で“固定セット”にして乗り切りました。

移動が多い仕事でも、まずはこの“固定セット”で土台を作る。そこからおにぎりを半分にする、汁物を足す、など“少しだけ足して終える”のがポイント。
以前のように『とりあえず全部食べる』に戻らない工夫が、ここで効いてきます。

そして意外にリアルなのが「毎日ビール(500ml)は飲んでます」という告白。
全部を我慢しない代わりに、“食事の総量”をズラさない—永見さんのやり方は、続けられる現実路線でした。

 

数字の変化より、「食べ方が変わった」実感が強い

4週目(1月中旬)には、ウエスト計測で“明らかなサイズダウン”を実感。
数字以上に大きかったのは、「もう前の量は食べられない気がする」「少量でも味わって食べている」という“食べ方の変化”でした。

体の変化って、体重計より先に「箸の進み方」に出るんだな、と読んでいて思いました。

この時期から、体重だけ見ていると見落としがちな“体力のサイン”も出てきます。
永見さんは2月初旬、貧血っぽさや立ちくらみを強く感じ、仕事中に倒れてしまう出来事も。
『痩せたのに、階段がきつい』
『大きい声を出すとクラっとする』
ここで初めて、“減らす”だけじゃなく“支える”が必要だと気づいていきます。

院長のコメントでも印象的だったのがここでした。

「食事の量が、今の体重と“合ってきた”のが大事。
できるだけ“食事量のイメージ”を持ち続けること。
体重が増えたときに、食事量も増えたなって気づけるかがポイント」

減量が順調でも、体調が崩れるなら“やり方を整える”。
後半戦は、そこがテーマになっていきます。

1月下旬〜2月前半:停滞と、体の調整

1月下旬には56kg台に入り、味覚も少し変化。
「濃い味を欲しがらなくなった」「野菜たっぷりのスープがちょうどいい」
食べる量が自然に小さくなると、“味の濃さで満足する”必要も減っていくのが面白いところです。

一方で、体重が落ち続けるわけではなく、止まる日も出てくる。

永見さんの日記の中では、

・「増えてないけど減ってない」
・「ウエストの測り方で数字が揺れる」
・「眠い、だるい、立ちくらみ」

こういう日が増えていきました。

  • 1/24:56kg台へ(薄味のミネストローネが馴染む)
  • 1/28:UNOコンサートではドレスがすんなり
  • 1/29:中間診察で57.2kg(-8.0kg)/ウエスト72cm(-13cm)
  • 1/30:55kg台に到達
  • 2/6:7本目(5mg)
  • 2/12:8本目/54.4kg(約-11kg)
  • 2/15:生理開始→食欲が自然に落ち着く
  • 2/17:53.9kg(BMI 22台)
  • 2/26:10本目/ウエスト69cm(開始85→-16cm)

2/28:53.2kg(ちょうど-12kg)

ここで“焦って食事をさらに削る”のではなく、
運動や回復を入れて「体を整える方向」に舵を切ったのが、永見さんの選択です。

 

1月末の中間診察で“順調”を確認。ここから2月へ

1月末の中間診察では、開始時65.2kg→57.2kgと約8kgの減量を確認。
院長からも「別人のよう」と驚きの声が出て、永見さん自身も「無理してる感が本当にないんですよね」と笑っていました。

そして2月。ここからは“体重を落とす後半戦”というより、むしろ「体調を崩さずに、落ち方を整える」期間に入ります。

2月6日、7本目の注射(マンジャロ5mg)。痛みの感じ方や、ウエストの測り方で数字がブレる日もありましたが、永見さんは「焦らない」を選びます。

「甘いものを“間食として入れない”」を徹底する意味

院長が強調していたのは、ここでした。

「できたら甘いもの(スイーツ・ケーキみたいな類)を間食として入れないこと。
長い人生でリバウンドする時もある。その時に“食事の量も増えたな”って気づけるかどうか」

 

永見さんも「お菓子って、食べる量じゃなくて“流れ”が怖い」と言っていました。
一回入ると、次の日も入る。気づいたら“間食が当たり前”に戻ってしまう。

だから、完全禁止ではなくても、
「間食としての甘いもの」を“習慣にしない”。

これは、後半戦のリバウンド防止に直結するポイントだと思います。

※ふらつき・失神・強い吐き気など、体調に異変があるときは無理をせず必ず医師へ相談してください。
食事がほとんど摂れない状態など、体調不良時は使用を控える(または中止する)——これは当院でも繰り返しお伝えしている注意事項です。

 

【次回予告(第5回)】

体重が50kg台前半に近づいてくると、今度は「食べる量を少し戻しながら、崩さない」フェーズへ。便通の揺れ、イベントや外食、そして最終診察で院長から渡された“維持の型”。『終わり方まで設計する』がテーマです。

【当院のメディカルダイエットの注意事項(抜粋)】

初回は必ず対面診察で、適応可否を判断します(初診はオンライン不可)。
日本では肥満治療薬としての保険適応がないため、治療は自費診療です。
他院で開始し当院で継続希望の場合など、初回は採血・採尿で状態確認を行います。
最終受診から1年以上空いた場合は初診扱いとなり、検査などを実施します。
体調不良時・食事が摂れない状態などでは使用しないでください。
未使用の薬剤は冷蔵保管(凍結は避ける)。使用済み針は医療廃棄物のため当院へ持参、または当院宛に郵送してください(送料はご負担ください)。
採血結果などにより治療が受けられない場合があります。
リベルサス®/マンジャロ®および関連物品(針・アルコール綿など)は、いかなる場合も返品・返金できません。
効果は体質・基礎疾患・食事・運動量などに左右され、効果を保証するものではありません。

【副作用の可能性】
注射部位:内出血、腫れ、赤み、かゆみ
全身症状:倦怠感、頭痛、腹痛、嘔吐、下痢 など

【未承認医薬品等(異なる目的での使用)に関する明記】
リベルサスⓇ、マンジャロⓇは日本国内では「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。
入手経路:国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品:国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されている薬剤として、GLP-1製剤「ウゴービ」、GIP/GLP-1製剤「ゼップバウンド注」があります。
諸外国の情報:同一成分の注射製剤が、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)で肥満治療薬として承認されています。
救済制度:未承認医薬品などは、医薬品副作用被害救済制度等の対象外となります。

 

 

[メディカルダイエット体験レポート 40代女性の場合] (2026.03.17)